納棺士が教えたいこと
4月30日大阪で行われた生前葬 主催はエンディングコンシェルジュこと、おもいを遺す生き方ナビゲーターWILL 代表の谷口佳津子さん。 今回、谷口さんのやりたいことを詰め込んだ生前葬。その中身をご紹介します。 第一部が納棺式とプレイバックシアターと言わ…
亡くなった時、棺の窓から見える顔は穏やかでありたい。 もう、自分は亡くなってしまっているから、どうでもいいと思う人もいるかもしれません。 だけど残された人にとっては、身近な方の死顔は穏やかであってほしいと願うものです。 ご遺族と話をしていると…
最近、納棺師でありながら研修の準備や新卒採用の為に日中はパソコンを、触っていることが多い。 元々事務作業が苦手な上に、オンラインだの動画配信だの初めての試みが多くて1人で調べて、やってみるの繰り返し。 それなら、休みは極力パソコンや携帯電話な…
納棺式というお別れの時間を知ってほしくて始めたブログで、いいお別れは納棺式じゃなくても出来る!という話をする日がくるなんて・・・。 それもこれもコロナのせい 葬儀業界の新型コロナ影響は、あまり取りざたされませんが、ご多分に漏れず葬儀の現場で…
お骨って食べれます? 納棺士の仕事をしていると時々驚くことがあります。こんなご遺族の言葉にも、最近ではあまり驚くこともなくなりました。きっと食べたいぐらい側にいたいんだなって思います。突然身近な人を亡くしたらそんな風に考えてしまうなって。 …
時々 あー、私今日この故人に呼ばれたなって思うことがあります。 例えば、千葉県の納棺式のお手伝いに行った時、そこに来ていた親戚の1人の方に「以前、私の母の納棺式をやっていただいたの覚えていますか?」と聞かれたことがありました。私と同じぐらい…
私が納棺士と知ると、周りから色んな質問を受けることがあります。普段から非日常に暮らす納棺士は、未知の職業なのかもしれません。かく言う私も、納棺士は亡くなった方をお化粧する仕事?ぐらいのイメージでした。 よく聞かれること①どうやったら納棺士に…
【火葬場もお正月はお休み】 12月30日からお正月月三が日までは、殆どの火葬場が休館日になります。 通常、納棺式を行うタイミングで1番多いのは通夜の前です。 長く火葬場がお休みになるということは、亡くなった人が火葬されずどんどん貯まっていくわけで…
葬儀業界にも繁忙期がありまして、11月後半から2月ぐらいまでは、とてもバタバタしております。 そんな中、体調崩して気がつけばもう、12月です。 令和最初の11月22日のいい夫婦の日に、沢山の芸能人が結婚した後に書いたブログを今頃ようやく投稿です^^; 結…
映画「おくりびと」で本木さんが納棺師という職業にスポットライトを当ててくれたのは、もう、10年以上も前の話。 綺麗な所作で着物を着せる姿を見て、全ての納棺師がご遺族の前で着せ替えが出来るかというと、実はそうではありません。大抵の納棺師は2名で1…
納棺士になって10年が過ぎ研修や教育する側となり、なんだか偉そうなことを言ったりしてます。 納棺士になるには、資格があるの? と聞かれたりしますが、資格などはなく先輩納棺士について覚えていく職人のような世界です。 とは言え、最近は大学を出て納棺…
湯灌の儀式 私はこの仕事にまで就くまで、亡くなった方を浴槽で洗い流す「湯灌」という儀式があることも知りませんでした。 普段は人前でお風呂に入るなどしたことがない私は、私が亡くなる時はやらなくていいかなぁ。最初はこんな感じでした。 ところが、た…
納棺式という時間を知っていますか? 突然のお別れ お布団に寝ているご遺体の男性は98歳。昨夜、夕ご飯を食べた後、8:00にはいつもの様にお布団にはいり、12時間後の今朝、同居の息子さんが冷たくなっているお父さんを発見しました。 98歳と言えば一般的には…