納棺士のつぶやき
4/30大阪 谷口佳津子さんの生前葬がホテルセイリュウで行われました。 2年ぐらい前に谷口さんから生前葬をやりたい、その中で納棺式という時間を知ってもらうためにも、生前納棺式をやってみたいというお話しをいただきました。 その時、私の持つ生前葬のイ…
昨日は生命保険会社で模擬納棺式を行いました。 納棺式で出来ることやどんな時間なのかをお話し、その後、お葬儀の中の納棺式という時間を模擬納棺式として体験していただきます。 この日、少しの間あの世に旅立つ会社の上司を一緒に働く社員の皆さんが遺族…
いろんな方のお力をいただき、11月17日ブログが本となり発売されました。 ここ数日は有難いことに、本の感想が届いてます。私がどんなに感動感謝しているか伝えたいけど、どの言葉も足りない気がして結局 「ありがとうございますー」、、、足りないなぁ 夜ハ…
納棺師としてのお仕事は先月で卒業したのですが、ふと思い出して笑ってしまうことがあります。 10月のある日の出来事。 4月入社の新人さんがそろそろ独り立ちの季節。このところ、現場に一緒に行くことが多いのですが、体力も気力も必要で正直いうと、しんど…
(今回は亡くなった方のお体の変化について書いています。読みたくない方もいるかもしれません。) 新人納棺師さんが時々 「私じゃなければ、もっといいお別れが出来たかも...」と悩みを打ち明けてくれることがあります。 一生懸命自分の出来ることを行ったけ…
ごく親しい人だけで行う納棺式。 時には遺族同士で、もめることもあります。 小学校高学年の息子さんが交通事故で亡くなった時、お母さんは納棺式の間ずっとベッドの上の息子さんに覆いかぶさり泣いていました。 そのお母さんのお母さん、つまり息子さんにと…
私が外部講師として携わったている納棺師の学校「おくりびとアカデミー 」の卒業試験が近づいてきました。 今回はコロナ禍の影響で1ヶ月遅れてのスタートになりましたが、その分、努力し学んだ生徒達が、いよいよ卒業です。 毎年のことなのに、今年もまた、…
『生前葬TV-又吉直樹の生前葬のすゝめ』 久しぶりの投稿です https://www.twellv.co.jp/program/variety/seizensou/ 先日朝のニュースで『生前葬TV-又吉直樹の生前葬のすゝめ』(BS12)が、第10回衛星放送協会オリジナル番組アワードの番組部門<バラエティ>…
今年は雨が少ないなぁと思ってましたがここ2、3日は梅雨らしい空模様が続いています。 休みの日の雨は、家の中で過ごすにはなんの問題もなく、シトシト降る雨を眺めて 「こんな日に働いている人がいるんだよね」と小さな罪悪感と優越感に浸り休みを満喫して…
もう、何度も使われ倒したセオリーかも知れませんが、ゲームに慣れ親しんできた子供達が、死んだ人をリセットできる感覚をもっているっていうんですよね。 ある本に、小学生の10%が人は死んでも生き返ると思っている。と書いてあっても、特に驚くべきことで…
秋の花粉症がずっと続いてる。毎年のことだけど今年は症状が酷いなぁと思っていたところに発熱。 腰も痛いし、インフルエンザ?病院に行ったところ風邪とのこと。 あまり熱が出ない体質だし、二日酔い、腰痛以外に体調が悪いこともあまりないのに、どうした…
やってしまいました。 腰問題。納棺士にとって、腰痛は職業病です。この世での最後のお風呂、「湯灌の儀式」は、お湯を20ℓのタンク二個に入れて移動しますし、自分より重い故人を抱えてご移動することもあります。 着せ替えをする時も、お体が大きい方だとス…
ラジオ番組にお呼ばれしました! 栃木放送。是枝つぐとのおみおくり百科 是枝社長は小金井の葬儀社の社長で、普段から大変お世話になっております。そして、グリーフサポートの仲間(先輩)でもあります。 めちゃくちゃ緊張しましたが、お二人のパーソナリティ…
告白をすると、自分のことを普通の主婦というのはだいぶ語弊があると思っています。私は妻として、母親としては「ポンコツ」です。四角い部屋を丸く掃除し、冷蔵庫の中で人参がミイラになっていたりします。裁縫も料理も得意ではなく、子供たちは早いうちか…
ブログをあげるって大変ですね。 だって、ブログって「私はこう思うんですよ」って発表するようなものです。周りからどう思われるか心配な人にとって、すごくハードル高いんです。遺族との一場面を書くときは、嫌な思いする人がいるんじゃないか?誤解をされ…
私は人に感謝されることに慣れていません。 お気づきかもしれませんが、私の妻や母親としての能力はかなり低くめです。忙しくなると部屋が汚れてくるし、夕ご飯のおかずも大量に盛られた、野菜炒め1品なんてこともざらにあります。子供や夫からのありがとう…
とある休日。 池袋芸術劇場のおしゃれな喫茶店で、待ち合わせの相手を待っています。 彼女と初めて会ったのは、1年前のサムライナイトというイベントでした。この異業種交流会で初めて私は女医という肩書きの名刺を頂きました。セクシー内科医の上原暢子さん…
天国?空の上?それとも「無」なのでしょうか? 納棺式というお別れの場で、遺族は亡くなった方にまるで生きている人に話しかけるように言葉をかけます。当たり前の話ですが、棺に入る人はもう生きてはいない人です。 しかし、大切な人を失った遺族の中では…
無力な納棺師 日曜日の午前10時私はご遺体と向きあっている 隣接している公園からは子供の声が聞こえてきて、なんだか今いる部屋が別の世界にいるように感じます。 見ず知らずのご遺体と見ず知らずの場所で、こんな時間から向き合っているなんて殺人犯か納棺…
今週のお題 運動不足解消 「暗闇エクササイズ」にはまる訳 「納棺士」の私はよく「大変なお仕事ね・・・」と声をかけていただくことがあります。 この「大変」にはいろんな意味が含まれていると思います ご遺体の状態も様々でしょう、だから「大変」よね。や…