最後にありがとうと言えたなら ~亡くなった方が教えてくれたこと~

大切な方とのお別れの仕方をご遺体が教えてくれました

弱り目に祟り目

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秋の花粉症がずっと続いてる。
毎年のことだけど今年は症状が酷いなぁと思っていたところに発熱。
 
腰も痛いし、インフルエンザ?
病院に行ったところ風邪とのこと。
 
あまり熱が出ない体質だし、二日酔い、腰痛以外に体調が悪いこともあまりないのに、どうしたんだろう?と、このところの生活を振り返ってみる。
 
先月末に友人が亡くなったとの訃報が入いりました。
 
自殺ということもあり、葬儀は家族の手で既に行なわれていました。
 
最後あった時、彼女は私の仕事の愚痴に「こんなに好きな仕事に出会えてよかったね」と言ってました。
 
彼女は鼻をグズグズしていた私を心配して、無理矢理自分のマフラーを巻いてきて、満足そうに笑ってました。彼女が使っている香水の匂いがするマフラーは手元にあります。
 
私は今も彼女が亡くなったことが信じられない。
 
彼女が亡くなったことを考えないようすれば、苦しくならないですむけど、仕事をしてても、ご飯を食べていてもふと思い出すんだよね。
 
それでも誰かに聞いてもらう場ってあまりない。
 
最近スケジュールが合わなくて、行けてなかった遺族の会「分かち合いの会」に久しぶりに参加してきました。
他の人の話聞いたりや自分の話をすると、少し自分の中に落とし込む事ができた気がする。
 
だけどね、やっぱり仕事していると
「人のお手伝いしてても、本当に大切と思う人のために役に立てなかった」と考えてしまう。
 
あんなに、わたしの仕事を理解して応援してくれてたのにね。
 
グリーフについてもう7年ぐらい学んでいます。

だけど、自分がグリーフ(悲しみに重しをかけて閉じ込めている)状態なのはすごくわかるけど、まだわたしには外に出す準備が出来ていません。
 
閉じ込めているから身体にも負担がかかっているんだろうな。もう教科書通りに体調崩してます。
 
葬儀とか、お別れの儀式が、もしあったら違っていたかもしれない。
 
亡くなったことを受け入れて、悲しむ儀式が必要ってことを身をもって体感しています。
 
弱り目に祟り目。
気持ちが落ち込んでる時にさらに体調を崩す。
グリーフにあるあるの諺なのです。