年末年始の納棺式
【火葬場もお正月はお休み】
12月30日からお正月月三が日までは、殆どの火葬場が休館日になります。
通常、納棺式を行うタイミングで1番多いのは通夜の前です。
長く火葬場がお休みになるということは、亡くなった人が火葬されずどんどん貯まっていくわけです。
年末亡くなった方はなるべく火葬場の休館日前に火葬したいし、お休み中に亡くなった方もなるべく早く火葬したい、、、。
という訳で年末年始は火葬場がとても混雑し、火葬できず日延する方も多くなってきます。
日延することが多い年末年始はご遺体の保管の仕方に大変気を使います。
ご遺体の腐敗が進み、ご遺族が辛い思いをすることは葬儀担当者や納棺士がもっとも避けたいことです。
その為に長期安置する際には以下のような方法がとられます。
【安置方法】
①ご遺体の安置施設の冷蔵庫にご安置する
②ドライアイスを毎日あてて安置する
③エンバーミングを行い安置する
安置施設での冷蔵庫での安置はご遺族の心理的負担は少なくてすむかもしれませんが、一日10,000円ほどの安置料がかかることが多いです。
自宅や式場でドライアイスを故人にあて安置する際も同様で、一回5,000〜10,000円の費用がかかります。
エンバーミングはもっとも衛生的にご安置が、できますが、費用がかかります。相場は150,000〜250,000円です。
ドライアイスや安置施設は毎日料金がかかりますので、日延の日にちが長い場合は、上記の保存方法より金額や衛生面で一番安心できる選択となります。
安置方法は様々ですが、もしドライアイスでご遺体を冷やして先の火葬日まで過ごすなら、棺の中の方が、保冷効果が上がります。
ですので、なるべく早い時点で納棺することをお勧めします。
棺にご移動すると触れることができなくなるのでは?と考えるかたもいらっしゃいますが、今は棺の蓋に釘打ちなどはせず、いつでも棺の蓋を開けることができます。
大切な方とのお別れは、日にちを選べるものではありません。年末年始のご安置には不安になる遺族も多いです。
その為、火葬場と違い、葬儀会社、納棺会社は365日お休みはありません。
お別れまでのをより安心して過ごしていただけるように、相談できる葬儀会社と少しの知識がとても大切なのです。