最後にありがとうと言えたなら ~亡くなった方が教えてくれたこと~

大切な方とのお別れの仕方をご遺体が教えてくれました

生前葬の話①裏側の話

4/30大阪 谷口佳津子さんの生前葬がホテルセイリュウで行われました。

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2年ぐらい前に谷口さんから生前葬をやりたい、その中で納棺式という時間を知ってもらうためにも、生前納棺式をやってみたいというお話しをいただきました。


その時、私の持つ生前葬のイメージは、余命宣告を受けた方など、生きてるうちに葬儀を前倒しで行うもの。『生前に行う自分の葬儀』でした。

でも、もっと楽しむための生前葬があってもいいんだなぁと、なんだかわくわくしました。


半年前から生前葬プロジェクトチームのzoom会が始まりました。

今回プロジェクトチームは自ら手を挙げて集まった人達で、住んでいるところも、活動もバラバラ唯一共通していたのは『谷口さんとの繋がり』だけです。

時には厳しい発言もあったりもしましたが、不思議な使命感と一つのゴールにむかうワクワクが私たちをつないでいました。

その中心にいたのは谷口佳津子さんでした。


当日、プロジェクトチームの『実物』に会う時点で、私の感動ボタンのスイッチがオンに!笑

だって頭の中だけで進んでいた話がちゃんと目の前で実際に実現してるんだから!

 

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生前葬の内容については長くなるので明日アップしますー。


今回プロジェクトチームとして生前葬を作っていく中で、主催者の谷口さんは、見えないところで大変な苦労もされています。


例えば、生前葬に来てくださいというと、多くの方が「大丈夫?」と体の心配をされたそうです。そしてこの生前葬を死を軽く取り扱っているように感じた方とのご縁が切れてしまったこともあったそうです。


生前葬をやるならそのコンセプトを丁寧に相手に説明する。招待状にはそれをしっかり明記すると、くる方も主催側も心おきなく「生前葬」を楽しめる。これも今回の気づきでした。葬儀と一緒でアドバイザーが必要なんです。

今回自分のやりたいことをやり切った生前葬谷口さん、今後は生前葬のお手伝いなどもしていきます。きっと今回の経験があるからこそわかる丁寧なフォローができると思います。

 

そしてー。
今回もマイ棺と一緒に車で大阪を往復しましたがそこでのおしゃべりも大切な時間でした。

行きはお先に天国のイベントを一緒にしている白川さんと今回初めましてでお手伝いを頼みまくったじゅんこさんと一緒に。

帰りは村田ますみさんと2人で、ニヤニヤ、ゲラゲラの話をしてきましたが、生前葬とはなんだろうという真面目な話しもしてきました。


私の中で今回の生前葬儀は弔う、葬るのではなく、今の自分を感じ、ご縁に感謝しありがとうを送り合う新しいイベント「生前送儀」だと感じました。