ありがとうは生きてるうちに。
昨日は生命保険会社で模擬納棺式を行いました。
納棺式で出来ることやどんな時間なのかをお話し、その後、お葬儀の中の納棺式という時間を模擬納棺式として体験していただきます。
この日、少しの間あの世に旅立つ会社の上司を
一緒に働く社員の皆さんが遺族として納棺式を体験します。
上司に向けた手紙には
愛がたくさん詰まっていました。
生きてるうちに
この愛情、思いの受け渡しをしたら、信頼関係が大変なことになるのでは。と
**お手紙を一部抜粋してご紹介**
〜略〜
「真剣に生きなさい」、、、叱咤の嵐
その叱咤が、本当は激励だと理解するのに、不思議と時間はかかりませんでした。当時悩んでいた私が、やっとの思いで眠りについたにも関わらず、夢の中にまで出てくるあなたに惑わされ、布団から飛び起きた事も、一度や二度ではありません。
そんな、あなたがー、今、安らかに眠っています。
そしてこの先、あなたが、二度と目を覚まさないように、今後の予定についてお伝えします。
あなたが生きてきた証は、私を含めた、あなたと関わりのあった、私たちの「心」に宿ります。何気なく過ごす私たちの日常、様々なシチュエーションで、私たちは、あなたを感じることを余儀なくされる事でしょう。
ダカラドウカ!...ドォカ、、安心して、お眠りください。
本当に、今までありがとうございました。
そして、
これからも見守っていてください。
この星地球上に沢山いる、あなたのファンの
一人より
大切な人が亡くなった時、残された人は目の前からその人が突然いなくなって、まるで繋がりが切れてしまったように感じます。
納棺式は新しい繋がり、絆を作る時間です。
生きている時とは違うけど、亡くなった後に作る絆は切れることはありません。
生きてるうちに一度棺に入って、お互いの存在について生きてるうちに、こんな愛情たっぷりの手紙や言葉をもらえる模擬納棺式や生前納棺式。
この愛情、思いの受け渡しを生きているうちにするべき。
素敵な時間のお手伝いをさせて頂きました。