最後にありがとうと言えたなら ~亡くなった方が教えてくれたこと~

大切な方とのお別れの仕方をご遺体が教えてくれました

お正月も走る納棺師

2023年

お正月です。火葬場もお休み、葬儀もない元旦ですが、現場に向かう納棺師がいます。

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さすがにいつもよりは件数は少ないにせよ、年末から年始にかけて、日延する(火葬までの日数が長い)亡くなった方がいるということは、火葬までの状態変化を最小にするためにたくさんの納棺師が動いているってことなんです。

私も2年前までは現役納棺師として毎年お正月はいつ、連絡が来てもすぐ走れるように待機している状態でした。

 

『年末年始は仕事が忙しいから、家のことができない』

今まさにお仕事中の納棺師さん達には申し訳ないのですが、家事が苦手な私にとっていい口実だった。

 

2023年元旦の今日も、31日に作った煮物やお節のようなものを出してみたりしながら、実家の仙台で過ごしております。

ソワソワと申し訳ない気持ちが半分、家族で過ごすありがたい気持ちが半分。この気持ちはいつまで続くのでしょう。

 

2022年はブログからすっかり離れてしまい、どうやって文章を書いていたのか、わからないぐらい文章嫌いが復活しておりました。

というのも(宣言!また、言い訳します)昨年は人前で話す機会が急激に、増えて私自身なんだか空っぽになったような気がしていました。

 

それでも納棺師の卵さんたちと話したり、納棺師仲間と話していると、その想いに感動したり、自分の体験を思い出したり、また伝えたいと思うことが増えてきました。

 

2023年はまた、少しずつブログを書いていきたいと思ってます。今年もどうぞ宜しくお願いします。